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「早生まれ」と「遅生まれ」有利・不利ある? 統計学的には「学力」「将来の年収」に明らかな差が・・・
内容の出だし
両者の差について、「医学的観点」「統計学的観点」から、専門家に話を聞くと、驚きの結果が見えてきました。
実際の内容
〇月生まれの親の感想(2人)
〇月生まれの人の感想(1人)
4月1日生まれの人の感想(1人)
小児科医の話:4歳0ヶ月と4歳11ヶ月だと体重も約3キロ、身長も約5センチ違う。かなり体格的な差はあって、体育の授業などで、差が出ると思う。兄弟構成などで精神年齢も変わってくるので、早生まれ、遅生まれというレッテルを貼るのではなく、子ども一人一人の特性を見るということが大切だと思う。アメリカのデータでは、プロスポーツ選手で早生まれと遅生まれの選手を比べてみると、遅生まれの人の方が年俸が良いというデータもある。
(具体的に医学的観点から学力の話はなし)
統計的データの話:小学4年生から中学3年生までの子どもたち約100万人のデータを分析。どの学年で比べてみても、いわゆる「遅生まれ」の子どもほど成績が良い傾向が見られた。高校入試結果についてみても、早生まれの子が入る学校の平均的な偏差値というのは、そうでない4月生まれの子どもの偏差値に比べて、大体4.5も低い。
その他ありますが割愛
”早生まれ”と”遅生まれ”の有利不利
このデータ分析は正しいのか?
なんか読んでいて悲しくなるくらい根拠が見られない内容でした。たぶん、早生まれは損だよと言う内容を書きたくて都合が良いデータを探したのかな?と思います。
まず、遅生まれ(4月2日生まれ~12月31日生まれ)と早生まれ(1月1日生まれ~4月1日生まれ)を比較する意味が分かりません。
学校に依存した考え方を示したかったのかな?と思います。極端な話、4月2日生まれと4月1日生まれを比較すると1年もの差があるので、学年が小さいほどはっきりと差が出るのは当たり前です。
学校に依存した考え方だと、2023年4月2日生まれの人と2024年4月1日生まれの人は同じ学年です。でも、1年も違います。それなら2024年4月2日生まれの比較をすれば良いのではないでしょうか?1日しか違わないし。もっと言うと、社会人の定年は学年ではなく生まれ月や誕生日で判断されるので、早生まれだと長く働けます。そう考えると受験では1年浪人しても良いわけです。(学費はかかりますが)
この記事ですが、データがひとつも載っていません。もし、早生まれの方が損だと言うことが明確であれば、各生まれ月ごとの偏差値データを並べるとアップダウンせずに斜めに傾くはずです。
この記事ではなぜか、4月と早生まれを比較した記事です。なぜ遅生まれと早生まれの比較ではなかったのでしょうか?切り取った比較ではなく、4月生まれから順に並べると必ず3月生まれまで下がり続けるのでしょうか?例えば9月生まれや10月生まれが、4月生まれより高いや、3月生まれより低いと言う結果ではないのでしょうか?
もうひとつ、なぜ高校入学の偏差値なのでしょうか?全国学力テストの比較でも良かったのではないでしょうか?高校の偏差値で正しく測れるのでしょうか?
このニュースなんか変だなと思ったらテレビ局の記事だったので、納得です。相変わらず適当なことしか言わないのですね。どこかから頼まれた内容なのかもしれません。
コロナ騒動でテレビが垂れ流す虚偽や捏造や詐欺グラフをたくさん見てきたので、テレビって言うのは相変わらずだなと言う感想です。
ちなみに、データは加工せずにそのまま見せないと意味ないのです。切り取りもいけません。この方法が良いのであれば、早生まれが賢いとなるデータを探せば逆のことを証明できてしまいます。
統計が分からない?分析ができない?→日本の騙され事件2つ
データに騙されるって日本ではよくあることなので有名な話を2つご紹介します。
教育委員会、学校、先生たちがこぞって騙された
事件の内容
10数年前の話です。大学進学と専門学校進学だと生涯年収が数千万違うと言うことで、高校のどこもかしこも大学進学を推し進める時期がありました。お金がない家庭には教育ローンや奨学金を使ってまで大学に進学させたのです。進学校だけでなく、困難校と呼ばれる学校まで大学進学を推奨したのです。
その結果、どうなったか。ローンの返済に苦しみながら社会人になる学生を大量生産した事件です。日本の場合は奨学金って名前なのに、ただの借金なので借りるときはよくよく考えないと危ないです。借金を奨学金と呼んでいることがおかしいのですが。
この事件は大手教育企業が儲けるために起きた話です。受験熱が加熱すると教育業界は儲かるのです。必要ないのに、塾に通ったりします。教育商材が売れます。特に役に立たない資格を宣伝しまくって取得させる専門学校や資格団体と同じです。
事件の真相
当時、”大学進学と専門学校進学だと生涯年収が数千万違った”と言うのは本当です。でも、生涯年収を出せると言うことは、データになっている人たちってもう定年迎えた人たちです。
数十年前で定年を迎えているということは、まだ、携帯電話どころかポケベルもなく、家は黒電話で駅に公衆電話が並んでいる世代です。テレビのリモコンもなければ、ビデオすらない時代です。
そもそも半数も大学に行くことができず、大学に行くには浪人するのが当たり前の世代です。それに裕福な家庭しか大学には行けない時代です。
だから、大学に行く人たちは裕福で成績もその世代の上位30%以内に入る人たちの集まりなので、その他と比べたら生涯年収が数千万円の違いがあってもおかしくないのです。今の時代でも上位30%とその他で分ければ、生涯年収は数千万円くらいで差が出ます。
大学に進学したかではなく、成績の上位者と比べただけなのです。大学全入時代の現在に当てはめて考えることは当然できません。
残念なことにこれに引っかかったのが学校の先生たちなんです。学校の先生たちってなんで授業を聞かないといけないとか、なぜ勉強をしなきゃいけないと言うことを説明できないのです。だから、自分たちの都合が良いデータを見せられたので喜んで学校で配りまくってしまいました。
2023年の現在すでに”大学進学だから年収が高い”は言われていなくて、”Fランク大学に進学すると1000万の損”と言われています。今の子どもたちが大学生になるころや社会人になるころには”大学に行くと4年間の時間と数千万円の損”といわれる時代になるかもしれないです。
大学はすでに何のために行くかが明確でないと損する時代に入っています。
未だに大学進学○○名とか、国立大学○○合格とやっている高校は要注意です。犠牲にならないように気をつけましょう。
PCR検査を確率で考える
コロナ騒動のときにPCR検査を真に受けている人がたくさんいて驚きました。あれ、何の役にも立たないのに何で検査するのだろう?と。
そもそもPCR検査で陽性になっても、ウィルスの断片が付着しているだけだから、感染しているわけでなはないのに。さらに陽性かどうかも疑わしいのです。
高校で習う条件付き確率の話です。
問題1
国民の1万人に1人の割合でウィルスが付着しているとしましょう。検査の精度は99%です。
この検査で陽性になったとき、実際に陽性である確率は次のうちどれが一番近いでしょう?
(A) 0.01% (B) 0.1% (C) 1% (D) 10% (E) 50% (F) 100%
問題2
1万人に1人の割合でウィルスが付着しているとしましょう。検査の精度は99.99%です。
この検査で陽性になったとき、実際に陽性である確率は次のうちどれが一番近いでしょう?
(A) 0.01% (B) 0.1% (C) 1% (D) 10% (E) 50% (F) 100%
答え
問題1→(A)0.01% 問題2→(E)50% です。
問題1は
本当に陽性で検査も陽性になる人 約1人(計算上は0.99)
本当は陰性なのに間違って陽性になる人 約100人(計算上は99.99)
なので、1/101(計算上では0.99/100.98)で本当に陽性の確率は約0.01%です。
問題2は
本当に陽性で検査も陽性になる人 約1人(計算上は0.9999)
本当は陰性なのに間違って陽性になる人 約1人(計算上は0.9999)
なので、1/2(計算上では0.9999/1.9998)で本当に陽性の確率は50%です。
ちなみに”1万人にひとりの設定がおかしい。もっといるはず”と思う人は良く考えてください。もっと蔓延していたら検査する必要がないです。例えば1%もいたら、日本中そこかしかに陽性者がいるので検査する必要がないのです。1%もいたら駅などの公共交通機関やスーパーなどの商業施設の何万人って数の陽性者で溢れているってことですよ。だったら検査しなくても生活は変わらないです。
と言うわけで、PCR検査で陽性になっても本当に陽性かは分からないので、検査する意味はないのです。PCR検査は無症状の人や無作為に行っても何の役にも立たないので、PCR検査ってやっちゃダメなんですよ。
これ医療関係者なら誰でも知っているのですけどね。医療関係者でなくても統計や分析、経済や単に数学が分かる人もみんな知っています。
なので、PCR検査をことさら宣伝しているのを見ているときは「あーあ」と言う残念な気持ちになりました。
ついでに言うと、mRNA医薬品であるコロナワクチンを「安全」と言う人は信じられないです。成分を公開されていないものを安全と断言できることはできないですから。一部の人たちは自分で調べているのではないですかね。
早生まれで損しないための方法
早生まれで損をしないポイント
まず早生まれについてですが、学年が小さいときは体の大きさや言葉の理解度で差はあります。これは当然です。未就学児までは月齢と言う考え方を使うのに、小学校に入学した途端1年単位に変わるのですからそれは大きいです。
現状では学校が合う児童生徒30%、どちらともいえない児童生徒20%、学校が合わない児童生徒50%ほどです。この学校にあわない児童生徒の半数ほどが不登校になり、学校以外に居場所を求めています。
学校には通いつつ、学校ではないところで育てるのが一番です。習い事があれば塾でも、スポーツでも良いです。特にスポーツ系は能力に応じて対応してくれるので、下の学年や上の学年のこと分け隔てなく一緒にできるならお勧めです。
能力別や個々に対応してくれるところが早生まれで損をしないし、早生まれに限らず誰でも得をします。
学校との付き合い方
生まれ月だけでなく個人差も関係なく、学校では同じ授業同じ宿題を与えられます。宿題をしてこないと怒る先生までいます。これで子どもが伸びるはずがありません。個々の能力にマッチせずに押し付けると子どもの方が不適応を起こします。
そこで、早生まれで損をしないためにですが、早生まれに限らず学校のペースを無視するのが一番です。勘違いをしてはいけないのは学校を無視するのではなく、学校のペースを無視するのです。
勉強のペースを自分で決めて良いし、宿題をするかしないかも自分で決めてしまいます。今のところ、この方法で不登校の復学率が100%です。
ポイントは4つ
1 学校の授業に関係なく自宅学習の時間を作る
(勉強が難しければ好きな本を買ってあげる←条件は必要)
2 勉強する内容は自分で決める
(提案は良いが決して押し付けない)
3 勉強は強制するのではなく、何のためにするかを説明する
4 勉強以外で、努力して結果を得ることを覚える
もし、不登校で学校に通えない通わない場合いはある程度外に出る習慣を作る必要がありますし、成績を伸ばしたいときは自宅学習の時間を予習にします。
これをホームスクーリングやフリースクールで行うと半年から1年ほどで学校に戻っていきます。学習に自信がついて学校で教わらなくて大丈夫と思うと学校に戻っていきます。そもそも学校が合わないから学校に行きたがらないし成績が伸びないので、自分で勉強できることを確認すると復学していきます。
学校の戻ることを目標にしたことはありませんが、100%学校に復学しているので面白い結果です。
注意事項
宿題を出さないと学校や担任がいろいろ言ってきます。説明して納得してもらいましょう。宿題をしないと”勉強ができなくなる”や”授業から遅れる”など言ってきますが基本的に学校都合の嘘です。学校や先生が合わないから学校に行けないし勉強ができないので、先生の話を真に受けると子どもが可愛そうです。
授業は大事にしましょう。宿題はともかく、授業は聞きましょう。新しい知識が入ってきます。授業がつまらない先生にははっきりと「授業が面白くないので子どもが興味関心をもてる授業をしてください」とお願いしましょう。
当たりはずれと言う言葉は好きでありませんが、良い先生に当たらないときがあります。所謂”朗読先生”(教育業界で教科書を読むだけの先生を表す隠語)に当たってしまった時は学校に通う意味も薄れます。こういったときに自宅学習は力を発揮します。自宅学習ができないと学校や先生がつまらないからと不登校になります。もちろん子どもではなく学校や先生に問題があり学校や先生の責任です。
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