広告営業か?取材商法か?

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取材商法か?ビジネスモデルか?

取材商法と言う言葉で聞くと、まるでマルチ商法のような悪い手法や違法な手法を想像する人も少なくないと思います。

私もホームページを立ち上げて集客をするからにはいくつもの営業電話が来ることは想定しています。なので、最初からすべてを拒否するわけではなく、ある程度お話を聞いて可否の判断をしています。

”取材商法”として、

1 インタビューさせてください → 取材

2 (ネット)記事に載せます → 掲載

3 有料です。お金を支払ってください → 請求

この流れはまずいと思います。インタビューの依頼をしておいて、「お金を払うのはあなたですよ」は理解できないです。自分からお願いして何かをしてもらうと言うことは基本的に払う側のすることですから。

逆に料金の提示を明確にしておいてやりませんか?と聞くのはまったく問題がありません。「この金額でインタビューして記事にできますよ」なら何も問題はありません。

取材商法の中には、取材の依頼をして記事にしてから支払いを求めるものがあるらしいので、それってどうなんだろう?と思いました。

まず取材依頼の中で契約を書面で行っているのか。支払う内容が含まれるなら、何をしたらいくらかかるか明示しているのか。記事を載せるにあたって内容確認をするタイミングがあるか。など単に「インタビューします。記事にします。」であとはお任せなんてことあるのかな?と疑問に思います。

ネット広告自体は悪いことではないので、そのやり方によって契約において重要な内容を明確に伝えているかは違法や不当な手段になるかならないかの基準になるのでそこは注意したいところです。

取材営業がありました

私のところに取材営業がありました。取材商法と言うと聞こえが悪いので、ここでは取材営業としておきます。

B-plus(B+:ビープラス)さんから”明日、取材させてもらえないか?”と言う趣旨の電話がありました。

取材?と多少訝しんでいると、「不動産管理(マンション管理、住宅診断など)とライフケア(カウンセリングや整体、不登校サポートなど)を複合的に行っているのが珍しいので取材したい」とのことでした。

確かに、私は地域に根付いた住まいと生活のサポートを目標に掲げていますが、この組み合わせが珍しいとはよく言われます。

次にインタビュアーが矢部美穂さんだと。私くらいの年代だと名前を聞いて、”聞いたことあるな”とか、”著名な方ですね”くらいの認知度はあります。正直、依頼を受けると矢部美穂さんが来るの?と不思議な感じでした。

そして、ネット記事のページを見て欲しそうでした。

”B-plus(B+:ビープラス)”や”仕事を楽しむためのWebマガジン”で検索してもらえればすぐに出るということでした。

そこで、

「取材を受けるのは良いけど、こういうのってお金かかったりするの?こういう電話は営業だったりするので」

と言ったら、

「営業です」

とはっきり答えてくれました。そして、「月々9000円で記事の掲載期間が1年間」だと。この時点で取材はお断りだなと決めていました。

私がウェブサイトやネット広告を外注していないことを説明し、丁重にお断りしました。

ちゃんと料金がかかることや営業であることを言ってくれたので、良かったです。なので、取材営業の電話でした。

取材営業に思うこと

営業方法

まず、電話番号が06から始まっているので、大阪からかかっているのは分かりました。で、明日に取材がしたいと。と言うことは、インタビュアー(今回だと矢部美穂さん)は明日に名古屋にいることは決まっていて、名古屋市内で顧客探ししたいのかな?と。

と言うか、年間10万円なり30万円なりかかるものを明日取材したいってけっこう厳しいのでは?と思います。若しくはすでに数件の依頼または大口の依頼があって、”他にもあれば良いな”くらいの気持ちで探しているのですかね?

電話の内容も「取材したい」と言っているので、それだけなら報酬はないですね。メリットを先に言って、金額の話を後回しにすることは問題ないですが、お金がかかることを説明せずに取材して後から請求されても払う義務はないですから。

私は先に営業か?と確認しましたが、確認しなかったらどの段階でお金がかかると言うのか興味がありますね。

ネット記事に載せることとお金を払うことは双務契約なので、互いの履行義務である役務が何であるかを言わないと片務契約になって支払い義務がないですよ。そもそも双務契約は同時履行の原則があるので、取材に応じた時点で履行着手になるし、そこで契約解除したら違約金が出るのか、先に解約手付(着手金)を払うのかの問題もあるし、どうするつもりだったのでしょう。

ネット記事の載せることで報酬を受け取るのであれば、”ネット広告”なので、「取材したい」と表現して良いのかも微妙な感じがします。「ネット広告として記事になります。費用は○○です」なら何ら問題はないですが、「取材したいです」だと趣旨が違うのでこれで相手方が勘違いして契約しても確実に有効とは限らないと思います。

主観であり個人の感想ですが、電話の相手が最初からおどおどしていたので変だなとは思いました。電話が苦手な若手社員と言う可能性もありますが、流石におどおどし過ぎです。その後のこちらの「営業なのか?」に対して「営業です」と答えてからは安心して落ち着いている感じがしたので、たぶん普段から電話の相手を怒らせているか、後ろめたい気持ちがあるのではないかな?と思います。

お金がかかることを後回しにするだけでなく、説明していなかったり、長時間話して最後の最後に言い出したら怒りますからね。

私はトラブル回避で早々に確認したので、”ああそうですか”くらいにしか感じませんでしたが。

電話の後で、B-plusのサイトや、他のブログ等を見ましたが、月々9000円は1ページあたりで、紹介記事が3ページなら3倍かかると言うのを目にしました。これが本当なら月々9000円の説明はよろしくないですね。1ページあたり月々9000円とはっきり言わないと。

誰なら会いたいか

今回のインタビュアーが矢部美穂さんだったので、無料の取材だったら間違いなく受けていました。有料でも受けたい人って誰だろうと考えてしまい、B-plus(B+:ビープラス)さんの仕事を楽しむためのWebマガジンを拝見しました。

インタビュアーの方を見て、著名な方がたくさんいらっしゃるなと。

自分が今、会いたいと思う人って誰だろうと。これが個人的な推しの話ではなく、経営者目線で会いたいとなると複雑ですね。

みなさんだったら、誰と会いたいですか?

受ける価値はあるか

もちろん会社によります。

私が受けた印象だと、中規模以上で余裕のある会社がワンステップ上がるためや、箔を付けるためにするには意味があると思いました。後は個人的な推しに会えるならと言ったところです。

弊社の場合だと地元を中心としているので、ネット集客すると言っても地域が限られます。ネットショップではないので。不動産管理の方で交通費や出張費も出るのであれば関東や関西まで行きますが、ライフケア部門は遠方には出向かないし遠方からくる可能性も低いです。

なので、ウェブ記事に年間10万なり30万なり支払うなら、近所の交差点に広告を立てた方が効果は上がります。

タレントさんにかかる費用もあるので高いかと言ったらそうとは言えませんが、広告としての費用対効果があるかと言ったらないです。

お話の後でウェブサイトは確認したし、ドメインパワーも見ましたがかなり力のあるサイトでした。さすがタレントさんを起用してウェブ記事を書いているだけのことはあります。

そこから被リンクをもらえることは価値がありますが、自己のウェブサイトのパワーを上げるには被リンクがひとつ付いたくらいでは上がらないので、もっと間接的でも良いので価値がないと厳しいです。

会社のドメインパワーには効果がありますが、流入は少ないと言ったところです。さらに弊社の場合は地元にアピールしたいので、効果はさらに低くなります。

お読みの皆さんも、費用対効果で価値があれば取材を受けてみてはいかがでしょう。

最後に一言、矢部美穂さん会ってみたかったなぁ。

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