子どもからの訴え
いつもの平日。夜寝る前に布団を敷きなおしゴロゴロと横になって子どもたちが上がってくるのを待っていると、上の子が「足が痛いんだって」と急に私のところへやってきた。
上の子には毎日なる前にマッサージをするのが日課になっている。これはスキンシップの一つでもある。下の子が一緒に寝るので、上の子と接する時間が減ってしまう。上の子は毎日「マッサージして」とねだってくるのだ。愛情不足かな?と思うこともあるし、これも毎日応えることで上の子の気持ちも安定するならと毎日マッサージをしています。
それを見て、下の子もねだるのですが。
この日は珍しく太腿裏の痛みを言ってきました。打撲や打ち身ではないことを確認。子どもだと気づかないうちにぶつけていることもあるので、念のため見てみましたが、痣やうっ血はないので打ち身ではない。
話を聞くと、ピリピリ痛む。押すと痛い。
押すと痛いと言う部分は引っかかりましたが、打撲系の痛みではないみたいなので成長痛の引っ張られる感じの痛みかな?と。
子どもの年齢や痛みの状況から考えると成長痛みたいです。
成長痛とは?
・成長痛とは?
「成長痛」は、“幼児から思春期の成長期に起こる子どもの足(下肢)の「特有の症状や特徴をもつ痛み」の総称(呼び名)”として、広く使われています。
そのため、膝のオスグッド病や踵のシーバー病など運動をしているお子さんに多いスポーツ障害も「成長痛の一つ」として、表現されてしまうことがありますが、同じではありません。
病名と言うより、幼児期の繰り返す下肢の痛みで、特に骨や関節の治療すべき病気を認めない場合の症状の呼び方と思ってください。
・特徴
幼児期(3歳)~児童期(12歳)あたりでみられ、特に3歳~5歳あたりは、「一次成長痛」として、足の痛みが現れやすい時期とされています。
膝が一番多いですが、ふくらはぎ、すね、足の関節、太ももなど、成長痛は主に下肢(かし:足)に痛みが現れます。痛む場所もいつも同じではなく、その時々によって異なります。
以下の特徴があります。
- 夕方~夜(寝ている間)や朝方に痛みを訴える
- 下肢(膝周囲が多い)の疼痛を訴える
- 痛みの程度は様々で泣くほど痛がることもある
- ずっと痛い訳ではなく、月1~2回、週1~2回など不定期に痛む
- 遊んでいる時や学校、幼稚園は、痛みの訴えが少ない(痛みが数時間以内に治まる一過性)
・原因
「成長痛」と呼ばれていますが、実際、骨の成長に伴って痛みが発生することは医学的にはなく、痛みの原因は今のところはっきりしていません。
原因はストレスが関係していると考えられています。
3歳~5歳頃は自分でやりたい時期でもあり、うまくできない時期でもあります。
(食事やお風呂、着替え、幼稚園保育園で集団生活が始まる、友人関係)
小学生(6~11歳)では思春期になり、特に人間関係の変化や物事の分別がつくので、より一層悩み考えることが多くなります。
(友人関係、学校や先生との関係、習い事、部活、異性関係、親子関係)
・成長痛の対処法
- マッサージをする
- 湿布薬を貼る
- 足の下にクッションを入れて軽く足を上げる
- お風呂にゆったり入り、痛い部分を軽く擦る
- 家庭で対話など子どもの不安を解消し気持を落ち着かせる
我が家の経過
私がマッサージや整体を行えることもあって、日々のマッサージが背中メインで行っていたのを下肢を中心に変えたことで痛みの訴えはなくなりました。
マッサージや整体は痛みを取ると言う目的だけでなく、安心することにもつながります。
普段の生活だとどうしても下の子中心になってしまうので我慢させている部分も大きいのかな?と思います。勉強に対するストレスもありそうですが。(子どもが中学受験を考えています)
心の健康と体の健康の両立が功を奏したと言ったところでしょうか。
SGYライフ&ホームではリラクゼーション整体、カウンセリング・相談を行っています。
成長痛だけでなく、体の不調や痛み、育児疲れや精神的ストレスでつらい方もご利用ください。
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